Christineの窩

散ってしまうまでに、何をしたいのかなぁ
故郷に会いたい、家族に会いたい、親友に会いたい
ごめんなさいって言いたい
ありがとうって言いたい
そして、赤ちゃんのように
な～んにも心配しなくても良い
な～んにも持たなくて良い
安心で散ってしまうのを待っている

俺のことを、心のどこかで残してくれるかなぁ
罪な俺を、許してくれるかなぁ
そんなふうにあなたの天使になれるのは
そんなふうに笑って普通にあなたと世間話を言えるのは
もう夢みたい
そして、あの人・・・あの人・・・
俺のことを
許してくれるかなぁ～
あの人とゆっくり喋りたい
喋らなくても良い、ただそばに座っても良い
俺は罪な人間だ
そんなことを望むのは贅沢だと分かるけど・・・
散ってしまうまでに・・・
俺のことを
許してくれるかなぁ

お花も色んな個性があるよね
どんな個性でも
みんな頑張って一番綺麗な姿で人々の心を癒してあげる
俺は罪な男だ
個性が悪い俺は、人々の心を癒してあげるなんか
一度もないかもしれない
それにしても
みんな綺麗に咲いて、風で優しくて暖かい愛情を送ってくれて・・・
ごめんね
俺、本当に情けない
みんなに答えられるのは
涙しかない

帰りたい
柔らかい声で花言葉を話すあなたの姿をゆっくり見たい
風に揺られる花で仕事しているあなたの姿をゆっくり見たい
そして
あなたのそばにいたい
いいえ、やっぱり
遠くからあなたたちの姿を見られるだけで十分

あの人
俺に
見にきてくれたんだ
俺のそばに座って、ゆっくり喋った
俺に謝った
本当は、俺から先に謝らなきゃならないのに
生きてる間に、まだしたいことは何
あの人、俺に聞いた

香り一番強いお花がもらえたら良いなぁ
みんな俺に拍手してくれたら良いなぁ
・・・ごめん
やっぱりいいや