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東京グローブ座 2009 / 7 / 18(土)~ 8 / 11(火)
二宮和也主演:見知らぬ乗客

お互いもう、見知らぬ乗客じゃないんだよ・・・ 僕らはそれ以上だ
“交換殺人”をテーマに
特殊な状況に置かれた人間たちの
心理と行動を緻密に描き出す!!


導演:Robert Allan Ackerman
劇本:Craig Warner
演員:二宮和也 / 内田滋 / 秋吉久美子 / パクソヒ / 宮光真理子
厳大介 / 岡田あがさ / 岡田さやか / 川辺邦弘 / 倉木朋幸 / 深貝大輔

他飾演的是:殺人鬼BRUNO (笑)
企劃、製作是Quaras,富士產經集團的廣告代理店...富士真的超愛他的!(遠目)
導演的資歷相當驚人,得過無數獎項,其他的Staff很多也都是狠角色
感覺應該會是個值得期待的舞台

還是不厭其煩的一說再說:場地大小完全不重要...
硬要說的話,場地小一點會比較適合,這個場地大小剛好,配上這樣的劇情,看起來一定很棒!
真正重要的是整個作品所展現出來的品質
幕前的演員大部份都不認識,但幕後的成員都是相當有經驗的
雖然沒法子到現場觀劇,但相信會很讚的

和秋吉媽媽再度合作
同樣飾演母子,兒子又殺人了(笑)
宮光真理子似乎有演黃色眼淚,但沒看出來她飾演的角色(汗)

我知道有很多太太(包括我)希望他與蜷川爺爺再度合作
但,與各種不同典型的導演合作其實也是不錯的
這樣才可以更拓展自己的視野,這才叫磨練
最大的原因是,我想,他應該已經很適應蜷川的導演手法
輕易的就知道如何做到他想要的感覺
他太聰明了(笑)
找沒合作過的導演來盯他才是上策啊!
這樣才會進步嘛!
他還年輕,還有很多成長的空間!
縱使和這個導演調性不合,那也是他需要改進的地方
一個好演員,與任何導演合作,都應該要表現得很好

...めざまし應該會有他的新聞吧!


日刊スポーツ 090611

二宮和也が殺人者役「狂気が僕にある…」

 嵐の二宮和也(25)が11日、舞台「見知らぬ乗客」(7月18日~8月11日、東京グローブ座)の制作発表を都内で行った。4年ぶりの舞台に「基本、嵐以外の仕事はアウエーなので、勉強させてもらいに行っている感じです」と意気込んだ。

 同名人気小説が原作で、51年にアルフレド・ヒチコックが映画化。物語は資産家の息子が偶然列車に乗り合わせた建築家に交換殺人を迫るサスペンス。数々のブロードウェー作品を手掛けてきたロバート・アラン・アッカーマン氏が演出する。

 演じるのは狂気の殺人鬼の一面を持つ青年。「狂気は僕にあるのかな…。考えたことがないけど、ゲームやトランプとか楽しめるものをみつけるとひたすら楽しむ集中力は人とは違うのかな」と自分の中に潜む“狂気”を明かした。

 恋人のように親しい母親を秋吉久美子(54)が演じる。二宮は秋吉と映画「青の炎」で共演。同作品でも二宮が殺人者で秋吉がその母親を演じており、偶然だが今回も同じ設定に。秋吉は二宮について「頼りになる子。いざとなったら受け止められる子」と高く評価した。

 ほか、内田滋が出席。


ズームイン SUPER 090611

秋吉久美子、貫録の名言「すべての男は息子ですね」

嵐の二宮和也(25)、女優の秋吉久美子(54)らが11日、都内で舞台「見知らぬ乗客」(7月18日~8月11日、東京グローブ座)の製作発表を行った
“交換殺人”をテーマに人間の心理と行動を描いたサスペンス作品
秋吉は殺人鬼・ブルーノ(二宮)を恋人のようにでき愛する母親を演じる。二宮が普段の秋吉も「魔性ですね。ポスター撮影のときに“おっぱい”を直していました」と暴露すると、撮影で「下着が出てこないように集中してるプロの姿。それを魔性と間違えてる!」とたしなめた
秋吉は二宮が「王子から王にならなければいけない時期。男の人の揺れ動く時期」と語り、男の成長を見守る女として「すべての男は息子ですね」と名言を残した。


嵐・二宮&秋吉久美子の「母子漫才」? サンスポ 記者ブログ

 嵐の二宮和也さんが主演する舞台「見知らぬ乗客」の制作発表会見が11日、都内で開かれました。

 ヒッチコック監督の映画でも有名な同作。二宮さんは資産家の父親を恨む「殺人鬼」・ブルーノ役で、息子ブルーノを溺愛するセクシーな母親に秋吉久美子さん、ブルーノと電車で偶然居合わせたことで悲劇に巻き込まれるヘインズに内田滋さん(しげる、ではなく「しげ」さんです)という主要キャスト陣が出席しました。

 二宮さんと秋吉さんは03年の映画「青の炎」で、やはり母子役で共演済み。秋吉さんといえば、その昔、(確か)結婚時の会見で「子供は卵で産みたい」という後世に残る?名言を発したユニークな感性の持ち主ですが、この日もユニーク発言を連発。

 「秋吉さんが役者側のボス」と評した二宮さんに対して、「でも二宮クンは、すごく男っぽいんだよね。頼りにしたら、全部受けるつもりはあるんですよ。ただヒダヒダがすごく繊細なので、男の子から男というか、王子から王にならなければいけない大事な時期なので、私なりに気を遣っているんですよ。あまりシャシャリ出てもいけないし、あまり大人ぶってもいけないし、なんか男の人が一番揺れ動く時期じゃないかな、と思いますね」

 さらに「二宮さんが(本当の)息子のような感覚があるか?」と問われると、

「やっぱり、すべての男は息子ですね」。

 現場記者からも「深いですね~」の声が。

 一方の二宮さんは、秋吉さんについて「魔性ですよね。ポスター撮影の時から『これは魔性だ』と思いました」。

秋吉「ホント?」

二宮「ホントホント。あのね、隠さないんですよ、とにかく。    ずーっとオッパイ(の位置?)直してまして。ずーっと」

秋吉「あれは、(下着が)ずれてくるから、ポスター用に集中している姿なんです」

二宮「あ、そうなの?」

秋吉「そうよ。何でこんな話してるの?あれは、下着が出てこないようにポスターでNGショットがあってはいけないと集中している、プロの姿なんですよ」

二宮「普通の女優さんだとスタイリストさんとかが出てくるんだけど、秋吉さんは自分で『オッパイ直します』とか言って。全部出しちゃうんだけど、何かがある」

秋吉「それじゃ、下町のオバサンですよ。全然魔性じゃないじゃん」

二宮「でも、何かがあったんですよ、そこには」

秋吉「勝手な妄想ですよ。あれは私のプロの姿ですよ」

 ほとんど楽屋トークのようだが、それだけうち解けて息が合っている証拠でもあるように聞こえました。

 こちらは日本でも演出経験が多い世界的演出家のロバート・アラン・アッカーマン氏(64)。米国人演出家と上手く仕事をする方法は?と聞かれた二宮さんは

 「常に笑っとくこと。相葉(雅紀)くんの知恵を借りて。相葉くんは『分からなかったら、笑え』と良く言っているので」と、相葉ちゃん仕込みの秘策を伝授。

 笑いの絶えない記者会見でしたが、最も大きな笑いがわき起こったのは次の二宮さんの発言。嵐のメンバーについて問われた際に、

 「松本くんはドラマが忙しいし、翔くんもニュースやドラマ、相葉くんもバラエティとかで忙しいし…で、リーダーも釣りとかやって忙しいので…」。

 「リーダー」とは、大野智さんのこと。大爆笑を取っておりました。後で二宮さん自身も「釣り、というワードであんなに受けるとは思わなかった」と驚いて?いましたが、リーダーはやはり愛されキャラだな~。(P)


二宮和也(嵐)主演舞台『見知らぬ乗客』製作発表 会見レポート[レポート(記者会見、公開リハーサル、etc.)]

嵐の二宮和也の4年ぶりとなる主演舞台『見知らぬ乗客』の製作発表会見が、6月11日に都内で行われた。

本作品は心理サスペンスの名手、パトリシア・ハイスミスの小説を原作とし、海外ではアルフレッド・ヒッチコックによる映画や舞台、ラジオドラマも製作された作品。舞台作品としては日本初演となる。

演出は、ニューヨーク・ロンドンをはじめ世界の演劇シーンで活躍し、日本でも『蜘蛛女のキス』『トイヤー』などを手懸ける、ロバート・アラン・アッカーマン。

[あらすじ]資産家の息子チャールズ・ブルーノ(二宮和也)は、自分を束縛する父親に異常な憎しみを抱きながら、若く美しい母親エルシー(秋吉久美子)と恋人のように親しく過ごしている。若き建築家ガイ・ヘインズ(内田滋)は、浮気性の妻との離婚のため、故郷に帰る途中の列車の中でブルーノと出会う。ガイの妻が離婚に応じようとしないという話を聞いたブルーノは「自分の父を殺してくれたら、妻を殺してやろう」、と“交換殺人”の計画をガイに持ちかける。ガイはその提案を断るが、ブルーノは計画を実行に移してしまう…。

“ガイ”に焦点を当てた映画版とは異なり、今回は“ブルーノ”に焦点を当てての舞台化となる。作品にちなんで列車の客車内をモチーフとした会見会場には、二宮和也、秋吉久美子、内田滋、そしてロバート・アラン・アッカーマンが登壇した。

二宮演じるブルーノは、殺人者であり、狂気を秘めた役どころ。「怒ったり泣いたり、素直な感情表現ではなく、“普通”にしていることで、読み取れない感情の“怖さ”を表現したい」と意気込みを語った。自身の中の狂気については、「あるのかなぁ…」と考え込みながらも「ゲームだとかトランプマジックだとか好きなことを見つけたときの集中の仕方は、人と違うのかもしれない」と役との共通点をのぞかせていた。

ブルーノの母親エルシー役は、秋吉久美子。「エルシーは、息子に愛情を注ぎながらも、その息子と甘美な関係も持っているとても矛盾した女性。そして女性らしい魅力的な面と嫌な面とを併せ持っている役なので、女優としてはとても演じて楽しい役だと思います。私は実は“オヤジっぽい性格”なので重なる所は少ないかもしれないですが、お酒が飲めない方が酔っ払いの演技が上手なように、第三者から見て“魔性だな”と思う面を体現できれば」と語ると、横で二宮が「(秋吉さんは)魔性ですよね!」と大きくうなずく場面も。

二宮と秋吉は映画『青の炎』以来、奇しくも“殺人者”と“母親”として2度目の親子役となる。「殺し方が巧くなった」と秋吉から褒め言葉(?)が飛び出し、場内に笑いが起こる場面もあり、すでに“仲の良い親子”としてのコミュニケーションは順調なようだ。

そんな二人について、ガイ役・内田滋からは「仲良くていいなー」と羨ましがりながらも、「ガイは(ブルーノに翻弄されて)3人の中で一番観客に近い目線の役なので、ひとつひとつ誠実に取り組んでいきたい。二宮くんとはふたりだけの場面も多いので……仲良くしてね!」との要望も。それに対して二宮は「滋さんとは表裏一体でなければいけない。逸れていながらもその逸れ具合を合わせて一体感を出していけたら。…好きですよ!」と返し、内田からも「僕も好きです!」と相性の良さも見せていた。

個性的な3人の役者をまとめる演出のアッカーマンは、「どの作品を演出する時も、その作品やキャラクターの“真実”を引き出すことを心がけています。ここにいる3人はその私の考えと同じ方向を向いて取り組んでくれているので安心できる。日本の役者は、あまり自分の意見を言わない印象を持っていたが、この3人は自分の意見や提案を言ってくれるので、これから仕事していくのをとても楽しみにしています」「ブルーノは狂気を秘めた青年だが、一方で明るく、フレンドリーでとてもチャーミングな青年。そういった面は二宮さんと重なるので、ブルーノの“狂気ではない部分”を引き出していけたら」と、カンパニーでひとつの作品を創り上げることを楽しみにしている様子で語った。

役者陣からは「普段から、少し話をしてから稽古に入り、演出家と役者の上下関係を取り除いてくれるとてもいい現場だと思います」(二宮)、「役者へヒントを投げて、役柄や状況を役者自らが納得できるようになるまで待っていてくれる、強い、広い、深い演出法」(秋吉)、「役者が不安のない状態でステージに立てるよう仕向けてくれる」(内田)とアッカーマンならではの演出法について語り、こちらもカンパニーとして演出家に対する信頼をうかがわせていた。

記者から「“アメリカ人演出家とのコミュニケーション法”として、アッカーマンさんと二宮さんでハグをして見せてください」とのリクエストに、演出家と座長がにこやかにハグをする一幕もあり、サスペンス・交換殺人という作品イメージとは対照的に、会場には終始和やかな空気が流れていた。

これまで、蜷川幸雄や倉本聰、クリント・イーストウッドと名だたる巨匠とのキャリアを持ち、先日も第46回ギャラクシー賞個人賞受賞、とさらに演技の評価が高まる二宮和也。ロバート・アラン・アッカーマンとのタッグで、「サスペンスの古典」と言われる名作にまた新たな魅力を加えてくれるに違いない。

公演は2009年7月18日(土)~8月11日(火)、東京グローブ座にて。
チケットは、6月21日(日)10:00より一般発売開始


シアターガイド 2009.06.24
二宮和也主演『見知らぬ乗客』製作発表


映画「太陽がいっぱい」などで知られるサスペンスの名手パトリシア・ハイスミス。巨匠ヒッチコック監督が映画化したことでも知られる、彼女の長編第一作「Strangers on a Train」を原作にした舞台『見知らぬ乗客』が、二宮和也の主演で上演されることになり、製作発表が行われた。舞台では、映画版での主人公ガイに“交換殺人”をけしかける「殺人鬼ブルーノ」に焦点を据えて、彼の狂気を描く。

 恋人のように親しい母親・エルシー(秋吉久美子)と暮らす、資産家の息子チャールズ・ブルーノ(二宮和也)。彼はある日、偶然列車に乗り合わせた建築家ガイ・ヘインズから、妻が浮気した挙げ句離婚に応じないという話を聞き、ある提案をする。もしガイが自分の父を殺してくれたら、代わりに妻を殺してやろうと……。

 ブルーノ役の二宮は、舞台は約4年ぶり。演出を手掛けるのは海外で高評価を獲得し、日本においても長年にわたり積極的に活躍するロバート・アラン・アッカーマン。共演は秋吉久美子、内田滋などの実力派が顔をそろえた。

 作品の魅力を、二宮は「気軽に来ていただいて、入ったらどこまでも深く潜れてしまう“底なし沼”的な舞台になっていると思います!」とアピール。会見での主なコメントは以下の通り。

二宮和也
殺人鬼をやるにあたって、僕は(逆に)普通でいたい。怒っている時にイライラするとか、哀しいから泣くとかじゃなく、“感情が分からない”。そのことが僕にとっては一番怖いので、そういう感じをうまく作って、観に来てくれる方を巻き込めたらと思います。また、ブルーノとガイは表裏一体というか……ブルーノは道を逸れているんだけど、(方向が違うだけで)その逸り具合はガイと一緒だったりする。そういう一体感みたいなのを僕は感じながら(稽古を)やっています。

秋吉久美子
女性の魅力的なところと、「ここはちょっと困るな」という部分を両方持っている、女優として演じるのがとても楽しい役。でも私は、基本はおやじっぽい性格なので(笑)、“なんでいつもこういう色っぽい役ばかりなのかな”と思うんですけど。ただ、お酒が飲めない人が酔っぱらいの役が上手なように、客観的に見て“こういう女性は魔性だな”と思う面を、体現できればと思います。

内田滋
ガイは二宮君演じるブルーノに巻き込まれていくんですけど、一番お客さんの目線(に近い立場)というか……。(ガイの目を通して)お客さんにブルーノの狂気を感じてもらえるんじゃないかと思っています。(二宮と秋吉を見ていて)お二人は仲良くていいなぁって思います(笑)。秋吉さんは(役の関係性と同じように)何かにつけて二宮くんの味方をするんですよ。僕には厳しいんです(笑)。

ロバート・アラン・アッカーマン
いつも演出する上で、その作品やキャラクターの真実を引き出すことを心がけていますが、(会見での役者の)みなさんの話を聞いていて、私と同じ方向性で考えてもらえていると感じました。日本人の俳優はシャイな人が多いですが、みなさん意見も提案もしてくれるので(笑)、作品をつくっていくのが楽しみです。ブルーノは殺人鬼ではあるけれど、賢くて明るくてフレンドリーで魅力的な、非常に二宮さんに共通する部分を持っている。そういった要素を通じながら、だんだんそうではないクレイジーな面もうまく出していけたらと思います。


「役作り」初体験で新境地 舞台「見知らぬ乗客」出演 「嵐」二宮和也
産経ニュース 2009.7.11 08:09

 アイドルグループ「嵐」の二宮和也(かずなり)(26)が、18日から東京・新大久保の東京グローブ座で上演される舞台「見知らぬ乗客」に出演する。ヒチコックが映画化したことでも知られる作品だが、デビュー10周年を迎えた二宮が「新鮮な気持ちで臨んだ」と、役作りで新境地を開拓している。

 さまざまなジャンルで活躍する「嵐」のメンバーの中にあって、映画やテレビドラマでの演技が評価されてきた二宮。昨年度はドラマ「流星の絆(きずな)」(TBS系)、「DOOR TO DOOR」(同)の演技でギャラクシー賞の個人賞を受賞した。

 それでも、いわゆる「役作り」とは縁がなかったという。「今までは、共演者の人に自分をすべて預けていました。このセリフはどんな気持ちで言うのか、よりも、どんな気持ちでこのセリフを言わせてくれるんだろう、という感じだった。でも今回の舞台は違いましたね」

 「見知らぬ乗客」は、父親を疎む資産家の息子、ブルーノが、偶然に列車に乗り合わせた建築家、ガイと出会うことから始まる。妻との関係に悩むガイに、ブルーノはガイの妻、ガイはブルーノの父を互いに殺害する計画を持ちかけ、ガイを苦しめる。

 このブルーノが今回の役どころ。米国人演出家のロバート・アラン・アッカーマンは「この役とはどんな役か」を二宮に求め続けたという。初めての経験に当初はやりづらさも感じたが、「10年目にして新鮮な気持ちになった」と“開眼”するまでになった。

 「よく考えたら、僕らは日常でも無数の選択肢から何かを選びとって一日を作っている。意識しないだけ。それでいいやって。でも、今回はそれを意識させられた。なぜ今までやってこなかったんだろう。楽な方に逃げていたのかもしれません」

 「嵐」としても、8月末から年をまたいでの大規模な全国ツアーを行うほか、同月にはベストアルバムもリリースされる。「ファンが見たい、聞きたいものをするのが恩返しの形」。常に進化していく姿を、ファンに届け続ける。


見知らぬ乗客 二宮和也
要求に応え 個性も出す


ヒチコック監督のサスペンス映画を舞台化した「見知らぬ乗客」が、18日から8月11日まで、新大久保の東京グローブ座で上演される。人気グループ、嵐の二宮和也が4年ぶりに舞台に主演する。(多葉田聡)

 資産家の息子、ブルーノ(二宮)は、列車内で若い建築家ガイ(内田滋)と出会う。妻が浮気したが離婚に応じようとしないと聞かされたブルーノは、自分の父を殺してくれればガイの妻を殺してやると“交換殺人”を持ちかける。原作はパトリシア・ハイスミスで、1951年に映画化された。

 早くから演技力が注目され、蜷川幸雄(映画「青の炎」、舞台「シブヤから遠く離れて」)、倉本聰(ドラマ「拝啓、父上様」)、クリント・イーストウッド(映画「硫黄島からの手紙」)らの作品に出演してきた二宮。これまでは「すごく余裕がある」巨匠の下で伸び伸びと演技してきたが、今回演出する米国人、ロバート・アラン・アッカーマンはかなり勝手が違った。

 「すごく細かくて、ついて行くのが精いっぱい。言われたことに対応する力があまりないので、昔なら、ふてくされてましたね」

 内向的な若者役のイメージが強いが、演技へのこだわりは人一倍。かつては、言われた通りに演じるだけなら自分でなくてもいいと、演出家に反発したこともあったという。その一方、ほとんどリハーサルをせず、本番の撮影に入るイーストウッド監督の現場に戸惑う年上の俳優もいるなか、「僕としては、うれしい」と平然としていた。

 しかし、嵐がデビューして今年で10周年。26歳になり、さまざまな現場を経験したことで、演技に対する考え方も変わった。

 「言われた通りにできなければ、自分がやりたいようにもできない。言われたことを『はい、はい』と聞いて、その通りにやれる人が実は一番すごいのかも」

 演出家の要求に応えながら自分なりの個性を出す――。そんな思いで、なぜブルーノが父親を殺したいほど憎むのか、「台本の裏を一生懸命探る」毎日だ。

 「今までは、自由に動かしてくれる大将が後ろにいた方が動きやすかった。けれど、今度の大将はいろんな戦略を緻密に立ててくれる。それを聞いたうえでプラスアルファを表現できたら、この舞台をやった意味があるのかな」

 共演は秋吉久美子ら。

(2009年7月15日 読売新聞)
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